この記事は、“ゲー吉度診断”であてはまる項目が多い方に向けて、『ファイナルファンタジー15(以下、FF15)』を特におすすめしない理由を書いています。
どーも!ゲー吉です。
記念すべき初記事は、超大作JRPG『FF15』です。事前情報は体験版をちょっとやった程度で、『FF』ブランドを信頼しきっての購入です。
オープンワールドでシームレスアクションバトルと聞くと洋ゲーっぽいですが、主人公はイケメンの少年で、パーティでキャッキャウフフしながら力を合わせて敵を倒すという完全なJRPG。
『FF15』は、おそらく欧米にも受け入れられるJRPGを製作するべく、様々なことに挑戦している作品です。
これ以降がレビューとなります。レビューはネタバレを含みます
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評価:凡ゲー★★★☆☆
『FF15』は、「こんなの『FF』じゃない!」はともかく、アクション部分もオープンワールド部分も未熟なアクションRPGです。
クリアタイム | 43時間 |
難易度 | ノーマル |
クリア後プレイ | なし |
よいところ
戦闘のテンポがイイ
『FF15』はシームレスバトルなので、戦闘のテンポがとてもイイです。
シームレスバトルについてはこちらに詳しく書いています。
『FF』のエンカウント演出といえば、6まではシリーズ伝統の戦闘曲イントロがありましたよね。ずっと残して欲しかったなぁ…
戦闘開始のハンター感
“索敵フェイズ”とでもいいますか、近くに敵がいる状態になると、BGMが警戒状態の雰囲気に変わります。
そこで、たたかうかにげるかを見極め、攻撃を仕掛けるとBGMが変わって戦闘がスタートします。
この仕様はハンター感があってイイと思いました。
アラネアとルーナ
巨乳でリューサンのアラネアと、純白で美少女のルナフレーナ様。
「やっぱ俺!お前らのこと好きだわ!」
主要キャラはヒットしませんでしたが、女性キャラはレベルが高かったと思います。
悪いところ
アクションバトルなのに爽快感なくてつれぇわ
大きいところでは、〇押しっぱが連続攻撃の入力として違和感があります。『バーチャファイター』方式の方がよかったと思います。
セブンイレブン特典のゲームは『バーチャ』方式なのに…そして特典の方が戦闘楽しいというね…
他にもノクトのモーションがよく見えないし、回避してバックアタックもイマイチやりにくいし、シフトびゅ~ん!でも、リザルトのテクニックはD!?う~ん…
チャプター13で急に別ゲーやらされてつれぇわ
「これは精神の修行かなんかか?」
チャプター13は、移動や戦闘など、様々なものが急に制限されます。
これらは、ノクトの孤独感や無力感をプレイヤーに感じてもらうための演出だと思いますが、今までと操作感が全然違う別ゲーを強いられるので戸惑います。
実際、スタッフ(アーデン)のゲー吉(ノクト)に対する嫌がらせに感じたので、演出としては大成功しているのかもしれませんね。
でも、そういう演出であれば、ノクト自身の葛藤の描写がスゲー弱いと思います。ゲー吉の印象は、“アーデンの嫌がらせにあまり反応せず淡々と進んでいくノクト”です。
なので、ただただ理不尽に苦行を強いられた感しか残りませんでした。正直、トロフィー集めよりキツかったです。
以下、チャプター13の嫌がらせの数々
急にかくれんぼホラーになる
コレに期待して買う人いないんだから、びっくりどっきりは必要ありません。
戦闘方法が変わる
今までよりさらに爽快感が得られない戦闘に変わります。
経験値がもらえない
荒ぶるロボに見つかると戦闘になります。初戦で簡単に勝てることがわかったので、全部なぎ倒していきましたが、なぜか経験値が貰えません。
ここで経験値が貰えないのは「おいおい、ステルスしろ」というメッセージでしょうか?
走れない
シグナタス要塞がかなり広いんですが、なぜか走れません。これがボディーブローのように効いてきます。
音楽が印象に残らなくてつれぇわ
『FF 』に最も期待する部分といっても過言ではない音楽ですが、『FF15 』の音楽は何一つ印象に残りませんでした。
移動がつれぇわ
そもそもゲー吉は、作り込まれたフィールドを見て「おぉすごい!隅々まで見て回ろう!」というタイプではないので、オープンワールド自体があんまり好きではありません。
それに加えて『FF15』は、フィールドは景色が変わらない荒野だし、車は制限が多いし、チョコボは木に引っかかるし、越えられないガードレールあるしでストレスがマッハでした。
ロードが長くてつれぇわ
「おいおいネオジオCDかよ!」
ロード画面に書いてある文章を読み終えたら、あとは時間と共にゲー吉のテンションゲージが削られていきました。
タイトル画面が表示されるまでの待ち時間しかり、ファミコン世代はこの劣化に敏感です。
魔法が味方に当たってつれぇわ
まさかRPGにフレンドリーファイヤーがあるとは思いませんでした。
リアリティという面では、“マジックボトル”という魔法が詰まったビンを投げてるんだから当たらないとおかしいんですけどね。
でも、そこはファンタジーにしないと、魔法使いたいときに味方に当たるかどうか確認する必要があるので、魔法をブッ放す爽快感が無くなってしまいます。
魔法は強力な攻撃だからリスクを付けたということなのかもしれませんね。
ファストトラベルがファストじゃなくてつれぇわ
移動は苦行だし10ギルならゴミ拾いすればすぐ稼げる…
「よし!ファストトラベル一択!!」
意気揚々と〇ボタンを押して愕然しました。場所が遠いと1分以上待たされます。
『FF15』のファストトラベルは、ゲー吉の“ファスト”の範疇をリミットブレイクした代物です。
文字が小さすぎてつれぇわ
文字が小さすぎて全然見えません。
でも、“翌朝”が小さいのには笑わせてもらいました。↓たしかこんな感じ
パーティが男だけなのつれぇわ
パーティに魅力的な異性がいるかどうかは、テンションアップの点で重要になってきますが、アラネアとイリスのゲスト参戦以外は、ずっと肉壁と座頭市とカメコたちです。暑苦しいです。
「アラネア、ルーナと旅がしたかった!もう百歩譲ってイリスかシドニーでもいいんだ!」
SFチックな帝国兵と動物園モンスターがつれぇわ
『FF』といえば、魅力的なモンスターに期待するところですが、帝国はロボ兵団だし、新モンスターはだいたい動物に毛が生えたみたいなやつしかいません。
障害物に隠れようとしたらノクトがはしゃいでつれぇわ
障害物に隠れようとすると必ず前転が暴発するのはゲー吉だけでしょうか?
「う~ん。左スティック入れてるとダメなのかな?まぁシフトがあるしどうでもいいや!」
いつからか、ゲー吉は隠れるのをやめました。
また、隠れるときはピンチなときなので、一旦停止してからという操作に違和感があります。
ウェイトモードの優遇がつれぇわ
「ウェイトモードがあるとテンポ悪いんでアクティブでやろーっと。ん?まてよ。アビリティコールにダメアップがあるぞ。」
脳筋のゲー吉は、ダメージの増えるウェイトモードでやっていました。
どちらが早く戦闘が終わるかを検証するのが面倒なので、いっそ“30%アップ”とか書いておいて欲しかったです。
まぁ“数回攻撃してダメージを比較する”ぐらいの面倒を打破できないということは、たいした問題ではないということかもしれませんね。
意図せずウェイトモード発動がつれぇわ
一定時間入力がないとウェイトモードが発動だったと思います。この時間が結構短くて、しばしば意図せず発動しました。
戦闘中に自分の意思と無関係にポーズかけられたら、誰でもイライラしますよね?
ライブラ時間が長いやつつれぇわ
ライブラが即時じゃないのも、敵によってライブラ時間に差があるのも、ゲー吉には理由がわかりませんでした。
クエストかおっさんに話すか選択しにくくてつれぇわ
“拾う・はなす”などのアクションポイントが近くに複数ある場合の選択方法が、移動しなおすしかありません。
さらに、カメラ?によって自動選択されるので選択しにくいです。
モブハントが一個ずつしか受けれなくてつれぇわ
モブハントが一個ずつしか受けられないので、いちいちレストランに受けに戻らないといけないのですが、コレが面倒です。
ゲー吉は、車を拠点に置いてチョコボで討伐に行き、車テレポをするという工夫をしてました。
装備変更とレベルアップに強くなった感なくてつれぇわ
ダメージが視認しにくいので、「600ダメだったのに1000ダメ出たわ」のような強くなった実感があまり得られません。「早く倒せるようになったかな?」ぐらいです。
料理推しがつれぇわ
料理のモデリングにはかなり力が入ってますが、コレを見たときににどういう気持ちになって欲しかったのでしょうか?美味しそう?
無駄に時間を取られている気しかしませんでした。
夜の車に乗ろうとするとイグニスに止められてつれぇわ
余裕で逃げられるので、夜だけ出てくるシガイはたいした脅威ではありません。にも関わらず、夜ごと座頭市に「夜の旅は危険だ」と言われ、無駄に時間を浪費します。
プロンプトにぶつかるとキレられてつれぇわ
カメコに接触すると「痛いってノクト」と言われます。ただただ不快です。
ディーノに会いに行くのつれぇわ
ディーノに会うのは、車遠い、チョコボ乗れない、レストラン内走れないの3重苦です。
チョコボに乗ったままアイテム取れなくてつれぇわ
チョコボに乗ったままでは落ちているアイテムが拾えません。いちいち降りるのが面倒です。
最速ダッシュすると会話を全部聞けなくてつれぇわ
洋ゲーのように移動中に会話が進むのですが、ずっとダッシュしてると全部聞けないことがありました。
サブクエストがコピペばっかりでつれぇわ
サブクエは、魅力的なショートストーリーがあるわけではなく、採集とかドッグタグとか同じような内容ばかりで飽きます。
でも、経験値はおいしいので、もはやレベル上げ作業として消化してました。
まとめ
まず、『FF15』は、今までの『FF』とは全く異なる別モノです。最初はナンバリングじゃなかったですからね。
つまり、ほぼ新規のゲームなので、発展途上で完成していない部分が多く、細かい部分でたくさんの不満を感じました。
結果、『FF15』は、「こんなの『FF』じゃない!」はともかく、アクション部分もオープンワールド部分も未熟なアクションRPGであると言えます。
それでは、また次のゲームでお会いしましょう!
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