「やっぱスパイダーマン買おうかなぁ…」
「スパイダーマンやったけど他の人はどう思ったのかなぁ…」
そんなあなたの悩みに答えます。
はじめまして!ゲー吉です。会社でゲーム開発にたずさわるかたわら、家でもゲームをやり続けるといった、まさにゲーム漬けの生活を送っています。
本ゲームレビューサイト『ゲー選相談所』では、好みの違いからくる「楽しい」のギャップを埋めるため、あなたとゲー吉のゲームの好みが似ているかをチェックできる“ゲー吉度診断”を設けています。ぜひご利用ください。
それでは、『スパイダーマン』をレビューします。
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評価:神ゲー★★★★★
『スパイダーマン』は神ゲーなので超おすすめです。
- オープンワールドの乗り物移動を楽しめない
おすすめする理由
移動のわずらわしさが皆無
『スパイダーマン』の象徴ともいうべき、“ウェブ・シューター”と“ウォール・ラン”を駆使したスピーディで爽快なアクション。これはモチロンよいところです。
でもさらに注目すべきは、それによってもたらされた恩恵の方です。
その恩恵とは何でしょうか…
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ズバリ! 都市の高速移動です。『スパイダーマン』は、オープンワールドなのに“都市”の高速移動が可能なのです。
移動嫌いを公言するゲー吉が、ファストトラベルをほとんど使わず、気が付けば都会の空を縦横無尽に飛び回っていました。これを革命と呼ばずして何と呼ぶのでしょうか!
ゲー吉には、オープンワールドの舞台は実在の都市がベストだという仮説があります。
ちょっと想像してみてください…
新作オープンワールドゲームが発表になったとします。
「北海道が舞台です!」
「札幌が舞台です!」
あなたはどちらが楽しそうに感じますか。きっと札幌のはずです。
ではなぜ札幌の方が楽しそうだと思うのでしょうか。そこには必ず理由があるはずです。ゲー吉がパッと思い浮かんだのは「広いマップは移動がダルいイメージがあるから」でした。
ただ、都市が舞台だと“己の脚で低速移動”が多く、こちらも移動がダルくなりがちです。それもそのはず、洋ゲーのオープンワールドによくあるリアル乗り物を都市で乗り回すと、ストレスがあることが想像できます。
まず、車・バイクは障害物と地形の影響をモロに受けるので、都市を縦横無尽に進むことができません。リアルであるがゆえに“都会で車は不便”ということを見事に再現しています。
そして、ヘリ・飛行機は都市のような高い建物が密集した場所の移動には向きません。また、上空だと操作がほとんどなく、体感速度が車より遅くなるため、そもそもヘリや飛行機での移動は退屈です。
ところが、『スパイダーマン』はこのようなオープンワールドの都市活用問題を全てクリアし、移動をチョー快適なものにしてくれています。
「どんなに道路が渋滞してようがスパイダーマンには無関係!車の上をビュンビュン進む!!」
「どんなにビルが建ち並ぼうがスパイダーマンには無関係!間をぬってビュンビュン進む!!」
「しかもいちいち乗り換える必要なし!」
もしマップが山手線内や東京23区だったらと思うとワクワクが止まりません。
『スパイダーマン』は、オープンワールドにして移動のわずらわしさが皆無なのです。
悦まで時間を要さない
スパイダーマンは、“スパイダー・センス”という特殊能力により敵の攻撃を察知することができます。
なので、回避のために敵の予備動作を見る必要がありません。それどころか、敵が視界に入っていないくても回避できちゃいます。
するとどうでしょう。無双を楽しみつつ、センシングしたときだけタイミングよく回避するというバトルスタイルの完成です。
これが上手くできるようになると、回避がコンボの一部になったかのような手触りのよさと、圧倒的な力を見せつけて勝利する快感が得られます。
にも関わらず、上手くできるようになるのに時間がそれほどかかりません。なぜなら、敵の攻撃パターンを必死で覚える必要がないからです。
つまり、『スパイダーマン』は、アクションゲームにおける【悦】に比較的短時間で達することができるのです。
不満点
強制ステルスゲーにムズムズする
『スパイダーマン』は、基本的にはステルスゲーを推奨しています。ただ、それを無視して大勢の敵を相手に大暴れすることも可能です。ステルスゲーかアクションバトルかは、プレイヤーが好きな方を選べるのです。
ゲー吉はステルスゲーが性に合わないので、強制されないのはうれしいところ。
ステルスゲーのなにがイヤって、すでに脳内で答えが出てるのに、敵がそのアクションを行うまでじっと待つしかないのが耐えられません。
しかし、油断していたゲー吉に悲劇がおこりました。なんと、ストーリーミッションでステルスゲーを強制される場面があったのです。攻撃一切なしのゴリゴリのステルスゲーをです。
百歩譲って物語に引き込むためにどうしてもステルスゲーが必要だったとしましょう。
だとしたら、見つかっても「ミツカッチャッタ」だけですぐリトライできてしまうのはいただけません。
“見つかるかもしれないドキドキ”はリスクが大きくないと疑似体験できないからです。
まとめ
以上のことから、『スパイダーマン』は、強制ステルスゲーに辟易するものの、バトルの快感を得るまでに時間を要さず、都市型オープンワールドなのに移動のわずらわしさが皆無な3Dアクションゲームといえます。
なので超おすすめです。
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