どーも!『龍が如く』には0でハマったゲー吉です。
シリーズで初めてやった『龍が如く0』が思ったより面白かったので『龍が如く1&2』を買い、それらを経て最新作のプレイです。
プレイスポットはそれぞれ一回ずつ程度しかやってません。
クリアタイム | 28時間 |
難易度 | ノーマル |
クリア後プレイ | なし |
これ以降がレビューとなります。レビューはネタバレを含みます
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評価:凡ゲー ★★★☆☆
『龍が如く6』は、漢たちの繰り広げる人間ドラマがアツい、オープンワールド3Dアクションゲームです。
- 無双系アクションが好き
- 義理人情!漢の友情!!みたいなわかりやすい話でいいんだよ
- 歌舞伎町に行ったことがある
よいところ
登場人物の魅力
『龍が如く』シリーズは“同じシステムで別のストーリーを楽しむ”という感じなので、その評価はほぼストーリーと登場人物の良し悪しで決まってしまうと思います。
『龍が如く6』がどうだったかというと…そこまでの感動はなく、桐生ちゃんを超える漢も登場しませんでした。好きな部類なのは秋山とジュンギと染谷です。女性キャラが入らないのが『龍が如く』の特色を強く表していますね。
男が憧れる漢 桐生一馬
『龍が如く』シリーズの主人公である桐生ちゃんは、
- 無口
- 強い
- 情に厚い
- 実直
- 背が高い
- ガチムチ
- イケボ
といったように、暴力で解決すること以外は、昭和の男が憧れる漢像そのもの!主人公が好きだと感情移入できるので、ストーリーが楽しくなりますよね。「俺は前から広瀬一家だと思ってるぜ!」的なやつが今回のマイベスト場面です。
漢を魅せた染谷
惚れた女のために自決して漢を魅せた染谷さん。でもDV野郎だし、男のためには死んでくれそうにないので、桐生ちゃんには到底及びません。
山ちゃんとゆうきゃん
天才の山ちゃん(秋山)と、ゲーキチのゆうきゃん(ジュンギ)。二人とも中の人のファンなのでかなりの贔屓ですが、キャラ自体も漢を魅せる場面があります。
カンタン操作で爽快アクション
『バーチャファイター』的カンタン操作による多彩な喧嘩アクションでわかりやすい悪者が次々ぶっ飛ばせるので、非常に爽快です。
同じような操作感のゲームは沢山あれど、YAKUZAをぶっ飛ばせるのは『龍が如く』だけではないでしょうか。
実在する場所が舞台
あなたは『街』というゲームをご存知でしょうか。
『街』はチュンソフトのサウンドノベルシリーズです。ある主人公で取った行動が、他の主人公のストーリーに影響を与えるというシステムが斬新でした。評価をするとしたら良ゲーです。
ただ、そのシステム以上に評価を大きく押し上げている部分があります。それは、渋谷が舞台で、しかも実写表現というところです。そのことが没入感を高め、ゲーム内の体験をリアリティがあるものにしてくれています。
実際、現実とゲームの区別があいまいになったゲー吉は、松濤公園までサギ山が落ちた池を見に行ったりしました。
『龍が如く6』も新宿歌舞伎町という有名な場所が舞台として登場します。しかも、オープンワールドなので自由に歩き回れちゃいます。
すると、普段はゲーム内の背景なんかまるで気にしないゲー吉が、意気揚々と歌舞伎町を見て回っていました。見て回ることにメリットは全くないのにです。
つまり、実在の場所とオープンワールドは、親和性がとても高いのです。
実在する飲食店が出てくる
『龍が如く』シリーズは、『リンガーハット』や『富士そば』などの、実在する飲食店で食事をすることができます。
これには、桐生ちゃんへの感情移入を促進させる効果があるのではないかと思います。桐生ちゃんが味を知っているものを食べるからです。
飲食店というのがミソです。どこの店舗にいつ行っても同じ味ですからね。飲食店側が広告費を支払っているんでしょうかね?広告と言えば6には『RIZAP』が初登場していて、ゲームを用いて“無料で手軽に実際のトレーニングを疑似体験させる”という、飲食店以上のプロモーションを仕掛けています。これはとてもいい方法だと関心しました。
サブストーリーも楽しい
現実社会でまぁ想像ができる日本人の依頼で、ギャグありほっこりあり感動ありの多岐にわたる内容が楽しいので、お使いをやらされてる感なくサブストーリーを楽しめます。
悪いところ
ボス覚醒後のスーパーアーマー
ボス戦ですが、序盤は雑魚敵とそんなに変わりませんが、体力が一定より減ると赤くなって覚醒します。覚醒すると、こちらの攻撃でよろけなくなってコンボを入れられなくなるので、戦闘の爽快感が失われてしまいます。
実際、ゲー吉が操作する桐生ちゃんは“逃げ回ってドロップキック”か“武器を拾って必殺技”などのノーリスク作戦に徹していました。なんともセコい。こんな桐生ちゃんは見たくないので、よろけなくなる以外の方法で強さの幅を出して欲しいところです。
トラブルミッション
ストーリーのないサブストーリーという感じです。他のゲームでもよくある“おつかい”なので、これを追加するぐらいならサブをもう1個増やしてもらった方がイイと思います。
あと、受注した状態でにゃんこに餌あげたら失敗判定されるのも納得がいかないです!
親子がテーマのストーリー
漢同士の絆を期待してたんですが、今回は親子がテーマで肩透かしです。内容も親子の絆というよりは、親子の呪縛といった方が適切かと。
清美の棒読み
清美の棒読みが喋る度に気になってしょうがないので、没入を阻害されます。清美がサブストーリーにでてくるぐらいのモブキャラなら別にいいのですが、メインストーリーで重要な役回りです。
他の俳優勢の演技にも「ん?」と感じることが多くありました。同じ“役を演じる”ということでも、声優と俳優は大きく違うんでしょうね。
でも、芸人勢には特に違和感を感じませんでした。演技の知識がない方がいいんでしょうかね?
そりゃないぜ遥さん
『龍が如く』のヒロイン遥さんは、達川と舛添にピーピングされているとも知らずに一発入魂してしまいます。相手が極道であることは「桐生ちゃんで耐性あるから」と納得しても、初戦ノーガードはちょいとあまりにもお盛んじゃないです?
子供も遥勇(ハルト)でキラキラネームだし、所詮はホステス産まれ極道育ちのDQNだったようでガッカリしました。
山下達郎の違和感
歌声だったり、あの優しげな風貌だったり、山下達郎自体が暴力とは無縁のイメージなので、単純に違和感を感じました。『龍が如く』の雰囲気には合ってないと思います。
カメラ操作か逆
デフォルトのカメラ操作が一般的なゲームとなぜか逆です。オプションですぐ変更できるのでいいですが、どういう意図で逆にしたのでしょうか。
まとめ
以上のことから、『龍が如く6』は、いつもより漢成分が少ないという不満はあるものの、いつも通りカンタン操作の爽快バトルと、知っている場所で漢たちが繰り広げる人間ドラマがアツい、オープンワールド3Dアクションゲームと言えます。
それでは、また次のゲームでお会いしましょう!
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