「やっぱ仁王買おうかなぁ…」
「仁王やったけど他の人はどう思ったのかなぁ…」
そんなあなたのお悩みに答えます。
どーも!ゲー吉です。会社でゲーム開発にたずさわるかたわら、家でもゲームをやり続けるといった、まさにゲーム漬けの生活を送っています。
本ゲームレビューサイト『ゲー選相談所』では、好みの違いからくる「楽しい」のギャップを埋めるため、あなたとゲー吉のゲームの好みが似ているかをチェックできる“ゲー吉度診断”を設けています。ぜひご利用ください。
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評価:凡ゲー★★★☆☆
『仁王』は凡ゲーなので特におすすめはしません。
- 損をしたとき、直前のセーブがあったらリセットしちゃう
- 暗い雰囲気が苦手
おすすめしない理由
道中にドキドキしない
『仁王』の道中は『ダクソ』にくらべてドキドキしません。死ぬことのリスクがないからです。
『ダクソ』のレベルアップ方法は特殊です。『ドラクエ』や『FF』などの王道RPGのように、経験値がある数値までいくと勝手にレベルが上がるのではなく、“篝火”というチェックポイントで、“ソウル”という経験値兼お金のようなものと引き換えにレベルを上げます。
レベルが1上がった
つまり、ソウルをいっぱい持っていて、かつ未開の奥地にいる時ほど死ぬリスクが高くなるのです。リスクが高くなるにつれて、どんどんプレッシャーが強くなっていきます。するとこんなことが起こります。
このような死ねない緊張感の中、ソウルを回収した、次の篝火を見つけた、ボスを倒した(後述します)ときの解放感と達成感が入り混じった快感。この緊張と緩和が『ダクソ』シリーズの最も優れている部分です。
『仁王』はこれを完コピしています。ぶっちゃけソウルが“アムリタ”という名前になっただけです。
ただ、『仁王』には、“招霊のろうそく”という、落としたアムリタを即座に回収できるアイテムがあります。なので、アムリタをいっぱい持っていればいるほど、「死んでもろうそく使えばいいや」という気持ちが強くなっていきます。これではドキドキするはずがありません。
また、道中の死は基本的に理不尽な初見殺しが多いことも、ろうそくを使うときのためらいのなさに拍車をかけています。事実、ゲー吉は自らを律することができませんでした。
以上より、『仁王』の道中は『ダクソ』にくらべてドキドキしないといえます。
ボス戦にドキドキしない
『仁王』のボス戦も『ダクソ』にくらべてドキドキしません。とどめはゴリればいいからです。
先のあるあるのような事故は、「早くこの緊張から解放されて気持ちよくなりたい」という思いからうまれます。ついそれまでより攻撃の回数を増やしてしまうんですよね。リズムをみずから崩し、からだに染み込んでない操作をするハメになるとも知らずに。いや、知ってるけどプレッシャーが判断を誤らせるのだ。
ただ、そのドキドキの分だけ勝ったときの達成感があります。これも“緊張と緩和”ですね。
しかし、『仁王』は”九十九武器”というものを発動させることによって、数秒のあいだ無敵になることができます。なので、ボスのHPがあと数ミリになったら”九十九武器”でゴリる戦術が安パイとなります。つまり、HPが数ミリまで削った時点で勝負ありなのです。
冷静に考えればドキドキしはじめるHPがズレているだけに思えます。でも『仁王』と『ダクソ』にはボスのHPが少なくなってきたときのドキドキに明確な差があります。それこそドキドキとドッキドキくらいの差がある。なぜかはわかりません。心理学者ならわかるのでしょうか。ぜひ教えてください。
長時間やると気が滅入る
『仁王』を長時間やってると気が滅入ってきます。基本的に画面が暗いからです。
『ダクソ』の嫌なところは画面が暗いことです。人間は遺伝子レベルで本能的に闇を恐れるため、絶えず画面が暗いと精神的な疲労を感じます。まぁ”闇”がテーマなので仕方ないですが。
しかし、こともあろうに『仁王』は画面が暗いのもパクっているため、気が滅入るというマイナスポイントもそのまんま完コピされています。
まとめ
『仁王』は、もはやほぼ『ダクソ』といっても過言ではありません。それはもう気持ちいいくらいのパクりっぷりです。“床スイッチを踏むと矢が飛んでくる罠”を見た時はさすがに笑いました。
ただ、ゲームにおいてパクり自体は悪いことではありません。というのは、元となったゲームが色々なアイデアで補強されることによって、そのゲームジャンルがより盛り上がっていくことが期待できるからです。
もちろん、完全な丸パクりはNGだし、パクるのであれば元を越えてしかるべきです。
なので特におすすめはしません。
同じ死にゲーであれば、『SEKIRO』をおすすめします。現時点で確実にジャンルナンバーワンの神ゲーです。レビューがありますので、ぜひご覧ください。
『SEKIRO』のレビューです
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