『ロロロロ』レビュー|みんな考え込むのがパーティーか~い!

頭にかぶりものをしたゲー吉とママン

「やっぱロロロロ買おうかなぁ…」

「ロロロロやったけど他の人はどう思ったのかなぁ…」

そんなあなたの悩みに答えます。

はじめまして!ゲー吉です。会社でゲーム開発にたずさわるかたわら、家でもゲームをやり続けるといった、まさにゲーム漬けの生活を送っています。

本ゲームレビューサイト『ゲー選相談所』では、好みの違いからくる「楽しい」のギャップを埋めるため、あなたとゲー吉のゲームの好みが似ているかをチェックできる“ゲー吉度診断”を設けています。ぜひご利用ください。

ところで、ゲー吉には会社の昼休みでも家でも一緒にゲームをやってくれる会社の後輩が1人います。

後輩は、ほっとくと昼休み用のゲームをどんどこ買ってきてしまいます。先輩としてこれはいかんと、次のパーティーゲームをポチりました。

次の日、さぁサプライズとばかりに部屋に入ったゲー吉の目に飛び込んできたものは…

全く同じサムネ画像があるSwitchの画面でした。

そんなワケで『ロロロロ』をレビューします。

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評価:★★☆☆☆ おすすめしない不一致ゲー

2人協力プレイの評価です。

こんな人にはおすすめしない
  • 仲間とのゲーム中は場が盛り上がっているのをずっと感じていたい。

 

おすすめしない理由

盛り上がりが失速する

『ロロロロ』の盛り上がりのピークは序盤です。というのも、仕組みがわかるとプレイススタイルが変わってしまうからです。

『ロロロロ』は他のパズルゲームにはない特徴があります。その特徴とは自分のせいで仲間が死ぬことです。スイッチに向かってはレーザーが出て死に、スイッチを踏んではトゲが出て死にます。

ゲー吉
ゲー吉
あっちにいってみよう
ちょまっ
後輩
後輩
ゲー吉
ゲー吉
ギャハハ
楽しいです。笑えます。自分が罠を踏んだら他の誰かが死ぬなんて体験はあまりないですからね。ただし、笑えるのはクリア方法が確立していない手探りの段階、いわゆるカオス状態までです。

“勝手に動かない”がクリアへの近道ということに気付いてしまうと、途端に行動を制限されます。そして、だんだん画面に動きがなくなり、考える時間のほうが長くなってきます。その結果、会話のメインは相談になり、序盤の盛り上がりは影を潜めます

ゲー吉
ゲー吉
この感じ…なにかに似てると思ったらリアル脱出ゲームだ
なぜオマエがリアル?と思ったら仕事でいったんだったな
ママン
ママン
こうなると、パズル問題を参加人数分の脳みそを使って解くという内容に変わってしまいます。しかも、「こうするとどうなる」の検証を自分勝手に行えないため、個々のテンションは低めになります。

以上より、『ロロロロ』は、盛り上がりが持続せずみんなのテンションが低くなるといえます。これはオフラインマルチのパーティゲームとしては大きなマイナスです。

 

よいところ

操作につまずくことがない

『ロロロロ』はだれでもすぐにプレイ可能です。

“移動する”しか操作がないからです。

1面から最終面まで、キャラクターをただひたすら前後左右に動かしてパズルを解くのです。

これならママンもできるね
ママン
ママン
上下方向もある3D空間ですが、ジャンプなんてものはありません。上下はエレベーターやキャラクターの上に乗るなどのしかけでのみ活用されます。

前後左右しか操作のない『ロロロロ』は、老若男女を問わずだれでも楽しめるといえます。これはパーティゲームで重要なポイントです。

 

パズルがおもしろい

『ロロロロ』のパズルは普通におもしろいです。

いままでにやったことないパズルだからです。

レーザーと同じ色のキャラだとレーザーを防げたり、自分の位置に対してしかけが動いたりと、目新しいものが満載です。特に3D空間の移動は、紙では表現することができないゲームならではのものです。

未知の問題を解けた。それはすなわち、できなかったことができたという成長の実感です。そして、この成長の実感が手軽に感じられるのがゲームのよさであり本質です。現実ではなかなかできないものだとなおよろしい。

ゲー吉
ゲー吉
ゲー吉は没頭している
『ロロロロ』のパズルは、‟「できなかった」が「できた」に変わる”をみじかい間にたくさん体験できるからおもしろいといえます。ただ、あくまで‟普通”におもしろい。それ以上でも以下でもありません。

 

まとめ

以上より、『ロロロロ』は、だれでもすぐにプレイでき、パズルは普通におもしろく、自分のせいで仲間が死んで序盤は盛り上がるものの、途中でみんなのテンションが落ちて盛り下がってしまうのがつらいパーティーゲームといえます。

なのでおすすめしません

みんなでパッとやってサッと盛り上がるためには、やはりわちゃわちゃ感がないときびしいですね。

ちなみにソロプレイも可能です。その場合は1人で2キャラを動かします。ただ、ソロだったらゲー吉は他のゲームをやりますね。パズルゲーム中毒になったことがないので、おもしろさが想像の域を超える気がしません。

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