どーも!eスポ推しのCMが増えてきたなと感じてるゲー吉です。
今回のゲームは『ドラゴンクエスビルダーズ2 』です。無印が神ゲーだったので、発表以来、発売を心待ちにしていた作品です。
からっぽ島の開拓レシピ放置で、ストーリークリアまでのタイムは約40時間です。
そこからやり込み要素やマルチプレイもやり、隅々までゲームを楽しみました。
これ以降がレビューとなります。
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評価:神ゲー★★★★★
『ドラゴンクエストビルダーズ2』は、日本人向けのビルド系サンドボックスゲームです。
よいところ
ビルドすることでストーリーが進む
みなさんも何かしらの機会で目に触れてご存知だとは思いますが、日本人は「〇〇せよ」のように次の目的が明確に示されないゲームを敬遠する傾向が強いようです。ゲー吉も類に漏れずそのタイプです。
そんな中、『マイクラ』に代表される従来のブロックビルド系サンドボックスは、目的が示されずにただ自由にビルドするものしかありませんでした。
なので、ネットに情報が出回っている今でこそ楽しめるものの、それらが無い場合、ゲー吉のようなセンスとクリエイティビティのない人は、“自由”を前にただただフリーズするしかなかったのです。
でも、『ビルダーズ2』は、基本的に住民の「これをつくってくれ」という依頼をクリアしていくことでストーリーが進んで行きます。
“部屋”や“設計図”という概念を入れてそれを判定するという秀逸なアイデアによって、日本人に好かれるビルド系サンドボックスにしたワケです。これはしゅごい!
さらに、ストーリーを進めていく中で様々なものをビルドするので、「バーだとこういうものを置けばそれっぽく見えるな」みたいなアイデアが少しは出てきて、クリアする頃にはビルドしたいものの一つや二つある状態になってます。
コレもパクってよりよくしちゃうことが得意な日本人に合ってますよね。
この根幹のゲームシステムがとても優れているので、たとえ『ドラクエ』の冠がなくても神ゲーだったと思います。
ドラクエだ
『ドラクエ』といえば優れたモンスターデザインと優れた音楽です。やはりこの効果は高く、『ドラクエ』の冠を被せることでゲームの総合的な満足度を押し上げています。
今ふと想像したら、あの歴代の英雄たちが住民としてキミの島に住んでくれる『FFビルダーズ』も楽しそうですね。
モンスターを仲間にできる
『ARK』のときにゲー吉が望んだ通り、『ビルダーズ2』はモンスターを仲間にできるようになりました。
『ARK』のレビューはコチラをクリック↓
モンスターは、パーティにいれると一緒に戦ってくれるだけでなく、なんと、島の住人としていろいろなことを手伝ってくれます。
ナルホドその手があったか!そもそも『ビルダーズ』は戦闘に重きを置いてないですからね。
無印の不満点をしっかり修正
・作品の公開範囲が狭い
→島ごとに
・マルチプレイがない
→追加に
・げきとつマシン強すぎ
→バランスブレイカーはナシ
ゲーム内SNS機能
『ビルダーズ2』は、ゲーム内にSNS機能があり、写真を加工して気軽にアップロードすることができ、ロード中にそれらを閲覧して“いいね”ができるというところが秀逸だと思います。
第3者に“いいね”をされると、承認欲求が満たされてやる気が持続しますからね。
防衛戦が楽しい
ムーンブルク島では、兵器や罠を駆使して大量のモンスターの襲来から城を防衛します。このパートは結構楽しいです。
ただ、結果を予測しつつトライ&エラーしながら罠を張り巡らせる方がより楽しめると思うので、設計図があったのが残念です。
襲来するモンスターが示されてて、そいつらを罠だけで殲滅するタイムを競う別ゲーとか熱いですよね?
悪いところ
誤ってパーティに話しかけがち
ビルダー道具を切り換えるとき、作業台でものをつくるとき、寝るときなど、様々な操作が【Aボタン(◯ボタン)】に割り振られています。
これらが重複したときには“話す”が最優先とされているようで、パーティキャラが近くにいると誤って話しかけてしまいます。
なので、テキストメッセージが表示されるキャラだとやりたくもないセリフ送り作業をさせられ、吹き出しだけのキャラだったとしても、処理が終わるまで“つくる”などが表示されません。
さらに、本来やりたかった操作を実行するためには、移動しなおしてパーティキャラの位置を調整する必要があります。
この誤爆がかなりの頻度で発生するので非常にストレスでした。ビルダー道具を切り換えようとしたらキラパンが「ガオッ!」と吠えるのはおそらく『ビルダーズ2』あるある。
【+(OPTION)】や【-(タッチパッド)】などの“話す”として違和感がありそうなボタン以外は、どれに割り当てても誤爆しそうな気がするので、改善させるとしたら“話す”の優先度を一番低くするしかなさそうですかね。
群衆の中ではクエスト関連のキャラの“話す”の表示が優先されてたように感じたので優先度が存在すると思うのですよ。気のせい?
キラパンが壁に埋まってると乗れない
『ビルダーズ2』において最高の乗り物はキラーパンサーです。仲間にして以来ずっとパーティにいます。
でも、欠点が一つだけあります。それは、一部でも壁に埋まっていると“のる”が表示されないことです。なので、上で述べた“話す”回避と同様、不本意なキラパンの位置調整をする必要があります。
なので、埋まらないようにするか、埋まっていても乗れるようにして欲しかったですね。
ビルダー道具の解放条件
基本的にはストーリーを進めていくとビルド関係の便利道具が増えていくのですが、“ビルダーペンシル”と“ビルダーアイ”は、ストーリーとは無関係の“かいたくレシピ”を達成することで手に入れます。
ビルダーペンシルまでなら割とラクに手に入るのですが、ビルダーアイの解放条件であるかいたくレシピのフルコンプはかなり不毛な作業です。
ストーリークリア後は「さぁこれからは自由にやってね」の状態になっている方がよいと思うので、はストーリー中に全開放でよかったと思います。
かいたくレシピの作業感
かいたくレシピはやり込み要素ですので、モチロンやらないという選択肢があります。
でも、上で述べた通りビルダーアイ獲得という人参をぶらさげられているので、大多数の人が挑戦するであろうコンテンツです。
ところが、かいたくレシピはストーリーで訪れる島々のクエストに比べて、およそ開拓しているとは感じられないものが多くあり、苦痛に感じることの方が多かったです。
何の脈絡もなく、住民も自分も必要としていない毒沼やごうかな部屋をつくらないといけないとか、もはや作業以外の何物でもありません。
かゆいところに手が届かないビルダーアイ
ビルダーアイ中のブロックの向きは、キャラの位置に依存していて変更不可のため、向きがあるブロックを高所の一番端に外側から置きたいときに結局足場が必要になります。
あと、カーソルの移動速度がかなり遅いです。
グローブみたいに【Yボタン(◻︎ボタン)】で方向変えられて、マウスぐらいの操作感だったらもっと捗ると思います。
クリアするまではおつかいクエ
メインストーリーがビルドの壮大なチュートリアルになっているため、『ビルダーズ2』は最初から自由な発想でビルドしていきたい人には不向きです。
でも、とてもいいゲームなので、「そういう人はマイクラでもやってヨロシク」と切り捨てるのは非常に勿体ないです!
ツールとブロックと素材島が全開放されている状態でからっぽ島のみを開拓するモードがクリアに関係なく最初からあると、より多くの人を囲い込めるのではないかと思います。
マルチプレイが楽しみにくい
ホストのからっぽ島に行くことしかできない
マルチプレイは“みんなの”ではなく“ホストの”からっぽ島に行くことしかできないので、お友達と一緒に島ごと開拓しようという楽しみ方が困難です。
例えば「ゲー吉島をみんなで一緒に開拓しようぜ!」となったとき、ゲー吉は個人でも自分の好きなタイミングで開拓を進めることができますが、お友達の方はゲー吉がゲームをやっている時しか進めることができません。
一応、お友達が自分の島につくったものを設計図経由でゲー吉島に持ってくる方法がありますが、かなり面倒です。また、ホストがやってないときもゲームをつけっぱにするという荒業もありますが現実的ではありません。
この神ゲーならサーバー費用払う人たくさんいると思うので3では共有マップの実装を是非お願いします!
一緒にやることがない
会社の後輩とマルチプレイをやってみたものの、「何する?」状態でした。
『ビルダーズ2』は『マイクラ』のような素材ロストのデスペナルティがありませんし、そもそも死の危険があるようなダンジョン的なものが存在しないので、一緒に冒険するという選択肢はありません。
また、せっかく設計図を共有できるという神機能があるのにも関わらず、NPCによる自動建築という蜜の味を知ってしまったばかりに、お友達と一緒に建築するということがどうしても非効率的に感じてしまいます。
なので、一緒の時間に協力して何かをやるとしたら、手数が倍になる素材集めぐらいしかありません。
ただ、ゲストは素材を一つも持って帰れないので、ゲストがホスト側に身をささげる覚悟がないと一緒にやるメリットがないです。
島の共有がない前提で一緒にやる目的をつくるとしたら、一人では探索が難しいけどレアアイテムが眠ってるかもしれない素材島がいいと思います。
NPCが建築しない
からっぽ島のNPCたちは非常に有能で、建築や食料確保を勝手にやってくれます。自分はその分を他に当てることができるので、かなりの時間を節約できてる感があります。
でも、残念ながらマルチプレイ中は自動建築をしてくれません。コレまたマルチをやることが非効率的に感じてしまいます。
キラパンを連れて歩けない
キラパンでの移動が快適すぎて、もはやキラパンなしでは耐えられないカラダになってしまいました。マルチをやることが非(ry
まとめ
『ビルダーズ2』は、【Aボタン(◯ボタン)】の仕様、やり込み要素、マルチプレイなどに結構重めな不満点があるものの、それらを帳消しにするほど満足が上回る、「何からやっていいかわからない…」ということがない、日本人向けのビルド系サンドボックスゲームです。
久しぶりにゲームをクリア後までやりました。時間を忘れて熱中できます。日本人なら老若男女問わずにオススメできるすばらしいゲームです。
それでは、また次のゲームでお会いしましょう!
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オマケ:嫁4コマ
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