「やっぱ十三機兵防衛圏を買おうかなぁ…」
「十三機兵防衛圏やったけど他の人はどう思ったのかなぁ…」
そんなあなたの悩みに答えます。
どーも!ゲー吉です。会社でゲーム開発にたずさわるかたわら、家でもゲームをやり続けるといった、まさにゲーム漬けの生活を送っています。
本ゲームレビューサイト『ゲー選相談所』では、好みの違いからくる「楽しい」のギャップを埋めるため、あなたとゲー吉のゲームの好みが似ているかをチェックできる“ゲー吉度診断”を設けています。ぜひご利用ください。
それでは『十三機兵防衛圏(以下、十三機兵)』をレビューします。
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評価:★★★☆☆ 特におすすめはしない凡ゲー
- いくらストーリーがよくても、ただ観てるだけのゲームじゃ物足りない
- 負けない限り反省しない
- 好きなキャラだけを育てたい
特におすすめはしない理由
アドベンチャーパートがゲームとして物足りない
『十三機兵』のアドベンチャーパートは、ゲームとして物足りません。
『街』や『ダンガンロンパ』などの、サウンドノベル誕生以降のアドベンチャーゲームのような予測の楽しさがないからです。
基本的には特に苦労もなくストーリーが進んでいきます。選択肢によるストーリー変化や、ストーリー進行の障壁となるようなフラグや、推理結果を答える要素は存在しません。
たとえば、ある日の教室から場面がはじまると、そこから誰に話しかけるか、どこに行くかによってストーリーが分岐します。そのまま少し進めると「つづく…」となって一区切りです。
つづきは、別の日という扱いでまた最初の教室の場面からはじまります。そんな感じですべての分岐を潰し終えたら次の展開に進むという流れです。
このとき、他のキャラで“ある行動”をしてないと進まないとか、謎を解かないと進まないということは一切ありません。あるのはネタばらし都合のアンロックだけです。
ダンカンでリンゴが転がってくるバッドエンドに足止めされていると、別のキャラでリンゴ箱をみたときハッとひらめきます。
どうです?
『街』のほうが楽しそうじゃないですか?
つまり、『十三機兵』のアドベンチャーパートは、予測して選択する楽しさがあるゲームとくらべて物足りないのです。
アドベンチャーパートがRPGのストーリーのように、合間にちょっと挟まるぐらいであれば、おそらく我慢できたと思います。ところが、体感で20時間程度がアドベンチャーパートです。むしろこっちがメインです。ゲームをやりたかった場合はきびしいといえるでしょう。
戦闘をクリアしてもモヤモヤが残る
『十三機兵』は戦闘をクリアしてもモヤモヤが残ります。
ほとんどの攻撃が、いつどんなことをされたのか認識できないからです。
ただ、原因は不明です。だって敵の射程範囲や攻撃の種類などの把握してませんから。直観的にはわからないため、本来ならそれらの情報を取りに行く必要があります。
でも勝てる。そんな知識レベルでも一度もミッション失敗にならずに難易度“STRONG”をクリアできる。ただ、上手くできたという実感はほとんどない。とりわけ、防御関係スキルの使いどころは全くわからずじまいだ。
高難易度を選んだ場合には、ゲームのほとんどを理解したうえで上手く立ち回らないとクリアできないようにして欲しいところですね。
出撃システムにやる気を削がれる
『十三機兵』は、出撃システムにやる気をちょっと削がれます。
お気に入りのキャラを出撃させ続けることができないからです。
13人の主人公たちには、機兵に乗ると脳に負荷がかかるという設定があります。そのため、ミッションに出撃させると設定通りに脳負荷ゲージが貯まっていきます。初期は2回出撃させるごとに1回休みです。
脳負荷ゲージは“休憩”をすることで0に戻すことが可能ですが、戦力アップ資金と引き換えなので使いたくありません。
結果、多少のひいきで些細な抵抗をしつつ、全員をまんべんなく育てていくことになります。『スパロボ』のように好きなキャラだけに愛を注ぐことは許されません。
以上より、『十三機兵』は、途中でやる気がちょっとなくなるといえます。
まとめ
『十三機兵』の3つのおすすめしないポイントをおさらいします。
- アドベンチャーパートがゲームとして物足りない
- 戦闘をクリアしてもモヤモヤが残る
- 出撃システムにやる気を削がれる
「じゃあおすすめはどのゲームなんだ…」
そんなあなたには、PS4の推理アドベンチャーゲーム、『ダンガンロンパ』がおすすめです。
『ダンガンロンパ』のレビューです
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