『ペルソナQ2』レビュー|陽介と竜司がしゃべって…だがスキップだ

どーも!eスポーツがVRのようにあっという間にお通夜状態にならなければいいなと願うゲー吉です。

今回のゲームは『ペルソナQ2』です。『ペルソナ5』、『ペルソナ4・ザ・ゴールデン』と、『ペルソナ』の魅力にすっかりやられたので、買わずにはいられませんでした。

『世界樹の迷宮』というゲームから3Dダンジョンのシステムを持ってきているらしいですが、そちらは未プレイです。『ペルソナ3』もやったことありません。

難易度NORMALで寄り道を目いっぱいしてクリアタイムは約60時間、オートマッピングは終始オンです。


 これ以降がレビューとなります。レビューはネタバレを含みます

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評価:凡ゲー★★★☆☆

『ペルソナQ2』は、RPGとして十分に楽しめるデキではあるものの、4か5をプレイ済みだと歯抜けに感じてしまうゲームです。

よいところ

戦闘のテンポがいい

スキルを使う時の演出とかWEAKの時のカットインとか、いつもはイライラする待ち時間なんですが、『ペルソナQ2』は不思議と待ち時間だと感じません。コレは本当に不思議。

その差はきっと、丁度いい尺でちゃんと気分を盛り上げてくれる演出かどうかなんだと思います。

唯一、協力技だけは尺が長めで間延び感がありますが、スキップできるので問題ナシです。

あのキャラにまた会える

後日談でメンバーがキャッキャウフフしているところが存分に楽しめるので、過去作キャラのファンはとても嬉しいと思います。

悪いところ

3Dダンジョンのよさを感じない

3Dフィールドを自由に移動するゲームとの単純比較だと、マス目の3Dダンジョンは操作性や没入感などの面で劣っていますが、移動の制限がしやすい分、ギミックなどのナゾトキ要素と相性はよいと思います。

なので、地図を自分で書き込むというゲームの特徴と合わせて他にはないナゾトキの楽しみを付加できれば、もう少し楽しめたのかもしれません。

『ペルソナQ2』は多少ギミックはあれど、解けてうれしいと感じるものがないし、地図に色々書き込むくらい脅威となるべきF.O.Eは逃走可能だしで3Dダンジョンがあまり活きていないと思います。

好きだけでパーティが組めない

『ペルソナQ2』のようなオールスターゲームは、思い入れのあるキャラで好きにパーティを組みたいところです。

でも、『ペルソナ』シリーズの戦闘は、WEAKからの総攻撃で封殺するのが定石なので、戦闘を爽快にテンポよく進めるために、全ての属性で攻撃できるパーティ編成にもしたいのです。

両方が難なくできるとよかったのですが、『ペルソナQ2』がオールスターゲームであるがゆえにメインペルソナの属性が被るキャラが存在し、一緒に運用しにくくなってしまっています。

厳密に言えば、ワイルドカードというアイテムでスキルを継承することで、最終的に好きなパーティを組むことが可能ですが、労力がハンパないし、やりこみの域です。

『スパロボ』でもそうですが、このような好きなキャラか実用的なキャラかといった2択だったら、ゲー吉は実用的の方を取りがちです。わかっていて戦闘効率を落とすのがよほど嫌なのでしょう。

サブペルソナのスキル枠を6から8にすれば、わりと好きにパーティを組めるようになりそうなばかりか、ペルソナ合体の楽しさも増してイイんじゃないかなと思いました。

サブペルソナの獲得率が低い

『ペルソナ』シリーズといえば、ペルソナを合体させてどんどん強くしていくのが楽しさの一つです。

でも、『ペルソナQ2』のペルソナは、基本的には戦闘後に確率で取得なので、HOLD UPすれば獲得チャンスがあった『ペルソナ5』に比べて獲得率が低く、なかなか合体できないと感じました。

ベルベットルームでペルソナフィルムを買えばいいのかもしれませんが貧乏性なので!

アイテム持てなくて帰らされる

一般的な3DダンジョンRPGは、死人がでた、MPやアイテムが枯渇したなどによって進行がままならなくなった時に、“またダンジョンの最初から”という代償を払って一旦帰還するか、ゲームオーバー覚悟でショートカット開通まで進むかのリスク選択を楽しむものです。

でも、『ペルソナQ2』はアイテム所持上限の割に敵がたくさんアイテムを落とすので、この行くか戻るかとは無関係に帰るケースが多いです。

本流の『ペルソナ』シリーズのように帰ったら日にちが進むワケではなく、帰ること自体にはカエレールの代金ぐらいしかペナルティがないので、ショートカットを開通した時点で迷わず帰れば済むのかもしれません。

でもこのとき、スキルが万全だとあまり戦力を消耗していません。つまり、上手くやった人ほど帰る理由ナド無く、帰らないこそが「俺UMEEEEE」なのです。

にも関わらず、リスクとは無関係のところでものを売るだけのために帰らされるというのはよくないと思います。

敵がたくさんアイテムを落とすのは、特定の素材を売ることが装備の品揃え更新のトリガーとなっていることが原因です。なので、トリガーをフロア踏破に変更するか、単純にアイテム所持上限を増やせばいいのかなと思います。

学園生活がない

メインはほぼひかりというキャラだけの物語であり、4と5であった学園生活での各キャラの丁寧な描写を端折ってるので、感情移入しにくくなっています。

戦う敵がペルソナじゃない

『ペルソナ5』のように、敵キャラは仲魔にできるペルソナ自体にして欲しかったです。

カモシダーマンが倒せない

いや実際は初見で倒せたんですが、難易度NORMALの最初のボスにしては強すぎるように思いました。

まぁ直前でセーブできますし、レベルよりパーティ編成などで対策する方が重要なので、初見で倒させる気はあまりないのかもしれませんね。

『ロックマン11 』でも書きましたが、自分でEASYに下げるのってかなり萎えますよね。なので、難易度設定は一般的な感覚と合わせて欲しいところです。

 

まとめ

『ペルソナQ2』は戦闘のテンポがよくRPGとして十分に楽しめるデキではあるものの、物語に深みを出す学園生活パートがないなど、4か5をプレイ済みだと歯抜けに感じてしまうゲームです。

なので、3DSしか持ってない、もしくは特定キャラの余程のファンであるなどの理由がなければ、あまりおすすめできません。ハードを買って『ペルソナ5』か『ペルソナ4ザ・ゴールデン』をやりましょう!

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